渡辺氏の個人的な話題「古楽奏法、始めました。」
これは、2021.1.5付のかんまーむじーく のおがた代表の渡辺伸治氏のコメントです。
掲載が遅くなりましたことをお詫びしつつ、謹んで掲載いたします。
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個人的な話題で失礼します。
今年から新しく始めたいくつかの一つ。
それは古楽奏法です。
数年前より福岡市を拠点とする古楽楽団、コンセール・エクラタン福岡の皆さんと親しくさせていただいています。
地方ではとても稀有な試みですから、応援をしたく、日経新聞の記事で紹介し、演奏会もなるべく足を運んでおります。
ガット弦の響きはとても野性的。
まるで辛口の純米酒のよう。
雑味すら味わいとなります。
懇意にしていただいているバロック・チェリストの懸田さんは、日本酒での比喩は初耳と笑われていました。
そうしているうちに、素朴が思いが私の中に生まれたのです。
勉強しているJ.L.デュポールのエチュードをガット弦で、古楽奏法で演奏したら、どのような体感になるのだろう?。
思ったら吉日の私。
年の瀬のあわただしい中に、ガット弦を購入。
ところがガットの1,2弦には末端にストップがなく、自分で作るのです。
エクラタンの廣末真也さんがその作り方をレクチャーしてくれました。
そしてヴィオラの松隈聡子さんも合流して、3人で忘年会。
Welcom the gut-string’sworld!
( ^^) _U U_(^^ )
毎朝、始業前にスケール4種(順次、分散和音、分散三度 以上4オクターヴ、3度重音2オクターヴ)を1時間ばかり練習。
ガット弦&古楽奏法の音色は、心にとてもいい風を通してくれます。
その後の仕事がとてもテキパキに。
ところで、古楽奏法では、エンドピンを使わず足で楽器をはさんで支持します。
しかし基礎練習を慣れない姿勢でするのは辛いです。
そこで台を作り、当面はそれに楽器を乗せて。
デュポールはモーツァルトとベートーヴェンと同時代。
クラシカルまたはバロック後期の弓を使うのが適切ですが、今はモダンの弓をやや中ほどの支持で良いのでは?とのこと。
この弓の支持も慣れるまでは、弓の軌道がぶれないようにガイドを使います。
初夏には懸田さんが来福されるので、ぜひ、レッスンを。
デュポールの9番のエチュードをイイ音で奏でられるようにならねばです。
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