J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
当夜の第1曲、
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
の紹介です。なお、この曲集については勉強中でありますので、拙い部分はお許しを。 m(__)m
まずは、こちらの佐藤俊介さんによる演奏の動画をご堪能ください。
バッハの無伴奏ヴァイオリン作品は、バッハによる清書譜に1720年作と記されています。
当時、バッハはケーテンの領主に楽長として仕えていましたが、この曲集はその前のヴァイマール奉職期に着手されたと言われています。
当地にて優れたヴァイオリンの名手と出会い、またバッハ自身もヴァイオリンを演奏することが義務付けられていたことなど、それらがこの曲集を手掛けるきっかけになったと考えられます。
ヴァイオリンの聖典とも言える和声と対位法の高度な試み、並みならぬ研究と精進、そして霊感の賜物でありましょう。
この曲集のソナタ3曲はいずれも教会ソナタであり、緩ー急ー緩ー急の構成からなります。
ソナタ第1番は荘重な和音に始まった後、即興的な哀歌が歌われます。無伴奏チェロ組曲第1番前奏曲の開放的な性格とは対照的な導入です。
続くフーガは《混沌と彷徨》。
田園調のシチリアーノで安らぐも束の間、終楽章では、再び高い緊張感に支配され、疾走。
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