【レビュー①】第50回直方谷尾美術館室内楽定期演奏会
第13期に節目の50回を迎えることができました。
この当日の写真をご覧ください。
会場にいる皆さまが手放しに音楽の喜びをともにしてくださっています。
《喝采》という言葉がピタリの風景です。
ピアノと弦楽器のDuoでの演奏会では、弦楽四重奏の時のような研ぎ澄まされた、透明度の高い空気にやや遠くあります。
60%くらいでしょうか?
やはり、音楽の核である弦楽四重奏はその純粋で厳格な性格ゆえに、演奏家とオーディエンスを巻き込み、そうした場と時間を築くのでしょう。
しかし、今回は違いました。
弦楽四重奏の時と遜色のない、全く同じ質とレベルの空気だったのです。
志の高い演奏家
巧みな構成
それに反応する純粋なオーディエンス
が作り出してくれた《またとないのない一夜》となりました。
しかし、50回云々よりも、こうした真摯な空気を
楽曲
演奏者
オーデェンス
支援者の皆さま
美術館スタッフの方々をはじめとする手厚いご協力をくださった皆さま
とともに醸せたことが実行委員長には何よりの労いです。
こうした演奏会によって、オーディエンスが人生・生活の中に音楽を体感する喜びをまた一つ重ね、成長してくださったはずです。
ありがとうございます。
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