J.S.バッハ ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番 ト短調 BWV1029

今日は2曲目、第3番 ト短調 BWV1029 を紹介いたします。



第1番と第2番はともに長調で、楽想は田園調。

一方で第3番は、曲集唯一の短調。さらに構成も他2曲とは異なり、急―緩―急の3楽章。

楽想は華やかで、劇的、スタイリッシュ。ともに協奏曲を強く意識しています。


性格の異なる第3番を間に挟み、対比を狙いました。

こちらがその動画です。

第1楽章冒頭から、シビれます。

2つの楽器の矢継ぎ早の呼応に心躍ります。


続く第2楽章では、2つの楽器が慰め、寄り添う寂寥感に涙。


第3楽章はとにかくせわしない音楽。

その中でのカンタービレの旋律は、束の間のオアシス!

まるで私たちの人生の縮図を描いているよう。

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