J.S.バッハ ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ 第4番 ハ短調 BWV1017

当夜の上演順とは異なりますが、

ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ 第4番 ハ短調 BWV1017

から紹介していきます。

こちらがその動画です。 

前回のおさらいです。

作曲当時、バッハ最初の妻バルバラと死別してしまいます。

それもバッハが領主レオポルドの保養の旅に随行した留守中のことだったのです。

ケーテンに戻って初めてそれを知り、その時にはすでに埋葬されていた後.。

バッハを襲った打撃は痛烈だったはずで、この第4番では悲痛との直面が描かれています。

しかし、第1楽章では号泣せずに、シチリアーノに揺られ、静かに哀しみを語っていきます。

そして、耐えきれず、思いの丈を吐く第2楽章。

壮大なフーガはバッハの苦悩そのものです。

第3楽章で安らぎを求めるかのようなオアシスの音楽が優しく響きます。

第4楽章、悲哀に流されぬように抵抗し、ただ自身の生気の蘇生を待つかのようです。

その痛々しさにただ心奮えます。

かんまーむじーく のおがた応援サイト

直方谷尾美術館室内楽定期演奏会を主催する「かんまーむじーく のおがた」の公認応援サイト 基本的に、代表の渡辺伸治氏がFBでアップされた記事を「そのまま」転記・紹介いたします ※「直方谷尾美術館 室内楽定期演奏会」頁では「今後のご案内、お客様の声、これまでに演奏された曲目/解説/パンフレット」等をご紹介 ※「かんまーむじーく のおがた」頁には「渡辺氏の独り言」も掲載。こちらの記事もお楽しみに!

0コメント

  • 1000 / 1000