【レビュー②】第57回直方谷尾美術館室内楽定期演奏会
「弦楽四重奏とは、4人が家族となっていく努力の旅、家族となる4人を探す旅」
さて、お客様のお耳にはどのように響きましたでしょうか?
今回いただいたアンケートの感想をご紹介いたします。
♪あっという間に時間が過ぎていきました。
♪もう4年目になるのですね。今回、メンバーの入れ替わりがあり、どのような音楽になるのかと思っていましたが、音楽を丁寧に一つ一つ積み上げていく姿勢に心配無用と思いました。このクァルテットが持つ本当に良い音を今後も聴けることが楽しみです。個人的にはドビュッシーの第3楽章、これまでの人生の想い出が交錯し、涙がこぼれそうになるほどの心のこもった美しさと深さでした。
♪本日の目当てはブラームス。来年も第2番を聴きに来たいと思います。
♪初めて聴いた曲ばかりでしたが、四重奏の素晴らしい音色を楽しませていただき、ありがとうございました。
♪4人が絶妙に合っていて、個人的にはドビュッシーが特に聴き応えあり、この四重奏団の良さがよく表れていたと思います。
♪9か月ぶりの かんまーむじーく のおがた の演奏会に心が震えました。近くでこんな音楽会があることを本当に嬉しく幸せに思います。
♪アンコールのハイドンの《ラルゴ》は、最初の演奏よりもすごく良かった。こんな曲だったか?と驚きました。不思議でした。
アンコール:ハイドンの《ラルゴ》の第2楽章について
初年度、2010年度からずっと演奏会を聴いてくださった亡き会員の庄野直彦さんの追悼のため、当日最初の曲であるハイドンの《ラルゴ》からアンコールとして、再度演奏していただきました。
この楽章は《十字=お墓》とも呼ばれているそうです。
#(=十字)がたくさん付いていることと、故人を偲ぶような厳かな音楽であることに由来します。
追悼の想いのこもった名演で心に沁みました。
ありがとうございました。
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