【レビュー③】第59回直方谷尾美術館室内楽定期演奏会
アンケート紹介の続編です。
今回も濃厚でございます。
♪あたかも、若松さんと大塚さんが、バッハの魂を雪玉にくるんで、私たちに投げつけてくれるようでした。
私たちは涙を流しながら雪玉を浴びて、「もっともっとお願いしますぅ」と乞う、
そのような幸せな時でした。
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♪やはりバッハはいいですね。祈りのようで心が洗われます。真実は美しさに宿るという気がしました。美しい演奏をありがとうございました。私は特にソナタ第1番が好きでした。
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♪初めて生のチェンバロを聴きました。繊細かつ優雅な音色で堪能いたしました。ヴァイオリンとのデュオというシンプルな構成も良かったです。満足です。
♪最高の音楽を最高の演奏で聴くことができて幸せな時間を過ごしました。プログラムもバラエティがあり楽しめました。適切な解説は曲や楽器の理解を深めてくれました。このようなレベルの高い演奏会を続けておられることに敬意を表します。
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♪アンコールにマタイ受難曲のアリア、ありがとうございました。2016年を思い出しました。
※この方はこの年にマタイ受難曲の演奏会に合唱で参加されたそうです。
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♪バッハの音楽をどう形容したらいいんだろう?といつも途方に暮れます。《耳で聴いて心に届くのではなく、いきなり心に届く》音楽なのかな?これを一人の音楽家が創造されたことに圧倒されます。今日の充実したプログラムとお二人の深く大きな演奏を聴きながらそんなことを思いました。
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