日経新聞コラム2021.1.7【音の杜の会「ドン・キホーテ」初演】
日経新聞1月7日九州版に掲載されたかんまーむじーく のおがた代表の渡辺伸治氏の原稿です。
音の杜の会の演奏会、一つ一つの演奏はとても良いのですが、演奏会全体を印象深くするために、中核に据える楽曲の選定、その上での全体の構成、あえて数曲を外すなどの工夫が必要と感じました。
オムニバス形式の演奏会の難しいところです。
私は演奏会を食事に例えますが、プログラム構成はオーディエンスを堪能させるためのコース料理のメニューであり、ビギナー聴衆を育むための献立でもあります。
残念ながら、九州ではこれらを考慮した主催者はけして多くないようです。
オーディエンスが高齢化していますから、育成を強く意識した数年先のプラン作りと実行が求められるところでしょう。
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