M.カステルヌオーヴォ=テデスコ 《フィガロ》ロッシーニ作曲 歌劇《セヴィリアの理髪師》より
【5つの名作でベートーヴェンの生涯を綴る!】
当夜の終曲、M.カステルヌオーヴォ=テデスコ 《フィガロ》ロッシーニ作曲 歌劇《セヴィリアの理髪師》より
を紹介いたします。
こちらがその動画です。
《喜劇》
絶望を乗り越えた後のベートーヴェンの人生は平坦ではなく、晩年の実生活は病気、困窮、親権者となった亡き弟の子供との関係などに悩まされていました。
人類賛歌の《第九》交響曲とはかけ離れていたのです。
しかし、臨終の際には親しい友人たちに「諸君、喝采したまえ。喜劇は終わった!」と告げています。
当夜は、ロッシーニの喜劇からの音楽で笑って締めたいと思います。
そして、私たちがコロナ禍に打ち勝つためにも笑顔を。
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコは20世紀のギター音楽の大家ですが、作品分野は歌劇、声楽曲、管弦楽曲など多分野に及び、作品数も100を優に越えます。
ユダヤ系イタリア人のため、フランコ政権の人種主義とファシズムから逃れて、アメリカに亡命。
当地で映画音楽を数多く手掛け、ジョン・ウイリアムスなどこの分野の後輩に大きな影響を与えたのです。
同時代の巨匠、ヴァイオリニストのハイフェッツ、チェリストのピアティゴルフスキーと親交があり、彼らのために協奏曲などを作曲しています。
この編曲作品、《フィガロ》もその一つで、この2つの楽器、それぞれのヴァージョンがあります。
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