A.ペルト《鏡の中の鏡》
【5つの名作でベートーヴェンの生涯を綴る!】
A.ペルト《鏡の中の鏡》
こちらがその動画です。
《浄化》
永遠に続くようなシンプルな主題が精神の解毒剤として働いてくれ、心ここにあらずとなってしまいます。ベートーヴェンが絶望を乗り越えた時もこうだったのでしょうか?
ペルトはエストニア出身。
ショスタコーヴィチやバルトークら先人の影響下から抜け出し、自身の語法を見出すために中世やルネッサンス期の音楽を研究します。
そうして確立したティンティナブリ(鈴の音)様式によって、ペルトの作品は世界中に知られるようになりました。
その様式とは、シンプルな和声とリズム、テンポを一定に保ち、名称の通り鈴が鳴る様を彷彿させます。
この様式で書かれた《鏡の中の鏡》はペルトの作品の中で最もよく知られた曲の一つで、数々の映画のサウンド・トラックに採用されています。
0コメント