【レビュー】第41回直方谷尾美術館室内楽定期演奏会
バロックから私たちの時代の楽曲で祝うベートーヴェン250歳
第9夜 チェロ・リサイタル シリーズ9
チェロ 渡邉辰紀 ピアノ 渡邉麻美子
並外れたスケールの大きさにオーディエンスは圧倒され、陶酔の渦に巻き込まれた一夜でした。
曲構成も秀逸!
前半のベートーヴェンとバッハでは、弦楽四重奏曲に対峙している時のような純粋な空気が醸され、ヒースで頂点に達した緊張感はペルトで静かに解放。
終曲のカステルヌオーヴォ=テデスコ編曲のロッシーニのアリアでは、これまでとは打って変わって、会場が「やんや、やんや!」と大いに沸き上がったのです。
オーディエンスの誰もが音楽の喜び一杯で帰途に着いたはずです。
渡邉辰紀さん、麻美子さん、ありがとうございました!
たくさんの方々からお二人の再招聘のリクエストをいただきました。
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