S.プロコフィエフ チェロ・ソナタ ハ長調 作品119
台風が接近しており、気が気でありません。と悩むかんまーむじーく のおがた代表の渡辺伸治氏。。。確かに悩ましい。幸運に恵まれますように!
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終曲のプロコフィエフのチェロ・ソナタを紹介します。
こちらがその動画 です。
プロコフィエフは革命動乱やソヴィエト連邦社会主義による表現の抑圧に翻弄されながらも、生涯に数多くの名作を残しています。
しかし、晩年には政局より批判にさらされ、さらに家庭と病気にも悩まされるのです。
それでも創作力は衰えることなく、10数の大作を書き上げました。
チェロ・ソナタはその最初のころの作品で、ブリテンのソナタ同様、ロストロポーヴィチとの出会いによって産声を上げたものです。
シンプルな構成に豊かな旋律を歌わせ、詩情とユーモアに溢れた明解な音楽です。
実生活での難儀を微塵にも感じさせないどころか、若々しい清澄さに驚かされるほどです。
また、このソナタは緩徐楽章を有しません。
しかし、全ての楽章で聴かれるカンタービレな旋律がそれを十分に埋め合わせ、プロコフィエフが素晴らしいメロディーメーカーであることを再確認させてくれます。
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