【レビュー④】第38回直方谷尾美術館室内楽定期演奏会
アンケート紹介の最終回です。
♪豊か。実は初エクセルシオ。弦楽四重奏は4人で一つの人格を作らなければならないということがよく判りました。まさに一つの人格でした。胸いっぱいです。
>渡辺:
《弦楽四重奏を実践する根本》をご理解いただきありがとうございます。腕利きの4人が集まれば、優れた弦楽四重奏団が生まれるわけではありません。4人での精神的な共同生活の営み、家族になることと等しいものが求められます。そうまでしてでもの探求。それは、やはり楽曲の素晴らしさにあります。この地でそうした楽曲を定期的に体感できることは得難い幸せです。
♪出演者の方が「サロン演奏会のようだ」とおっしゃっていましたが、出演者の方との一体感が感じられる演奏会でした。シューベルトの演奏会は格別に良かったです。
>渡辺:
この演奏会シリーズの醍醐味を体感していただき、ありがとうございます。人口6万人弱の小都市での演奏会にて、オーディエンスが楽曲と演奏者に反応を還すまでに成長したのは、この演奏会様式だったからでしょう。ホール演奏会では望めなかったと思います。
♪大友さんのファンになり、今度のコンサートを楽しみにしていたので、大満足です、やはりベートーヴェンの曲が好きだなとあらためて思いました。《死と乙女》はコンサートで聴くのは初めてですが、ドラマチックで美しいメロディーですね、CDを買おうと思いました。
>渡辺:
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲はそれぞれの時代にそれぞれの魅力があります。それを感じていただき、嬉しゅうございます。《死と乙女》のCDは旧メンバー時代の録音ですが、少し多めに持っていただき吉でした!
♪すばらしかったに尽きます。明日からの活力をもらいました。
>渡辺:
たった一言「素晴らしかった!」という回答をいくつかいただきました。それで十分でございますと言えるほど、心が奮える一夜でした。
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