B.スメタナ 弦楽四重奏曲第1番ホ短調 「我が生涯より」

 かの名作「モルダウ」の作曲者です。

 19世紀のチェコを代表する作曲家としてドヴォルジャークと双璧を成しました。

 ともにチェコ西部のボヘミア地方の出身で、当地の民俗音楽を創作に取り入れつつ、西欧音楽の影響を強く受けました。

 それゆえに作風は洗練され、チェコ東部出身のヤナ―チャクとは大きく異なります。

 スメタナはピアニスト、指揮者としても名を成しました。

 しかし50歳の時に感染症に冒され次第に失聴となり、全ての地位から退いて隠居し、残された人生を作曲活動に励んだのです。

 失意の中で生まれたのは先の「モルダウ」を含む

  連作交響詩「我が祖国」

   や今宵の

  弦楽四重奏曲第1番「我が生涯より」

などの傑作です。

 これらによってチェコの音楽発展に貢献し、スメタナの名声はますます高くなりましたが、その一方で精神を病み、精神病院で生涯を終えることになったのです。

 「我が生涯より」はタイトル通りスメタナの音楽自叙伝です。

 友人に宛てた手紙に「私の人生の思い出と、完全な失聴という悲劇的な結末を書いた」と語ったのです。

 京冒頭より悲劇の始まりをヴィオラが慟哭の様に奏でた後、これまでの人生=音楽家として歩み始めた時の情熱、楽しかった青春時代、亡き先妻との優しい時間を回想します。

 終盤では作曲家として軌道に乗り、人生の絶頂を謳歌するのですが、その矢先に失聴に冒され、失意が虚しく響き幕を閉じるのです。

それでは、この曲の動画をどうぞ!

 第2楽章 8′02”~  第3楽章 13′45”~  第4楽章 22′10”~

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