書籍「クラシックコンサートをつくる。つづける。」
「かんまーむじーく のおがた」をご紹介いただいた書籍について、代表の渡辺氏のレポートをどうぞ。
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かんまーむじーくのおがた が章立てで紹介された書籍「クラシックコンサートをつくる。つづける。」。それを読まれた会員さんが冒頭の直方市の描写について「まるで風景が目に浮かぶよう」と言ってくださいました。
私たちの地域の良い部分を汲み取り、飾ることなく書いてくださっていますので、直方市の方にはぜひ手に取っていただきたいです。なおこの書籍は直方市立図書館に蔵書されています。また私のお店(編集注「人形のわたなべ」)にも置いております。かんまーむじーく のおがた の章は15分ほどで読めますので、お気軽にお立ち寄り下さい。
1部を抜粋紹介いたします。
「九州北部の筑豊地帯には、20世紀前半だった炭鉱の遺産が眠っている。福岡と北九州の間、遠賀川に沿った物産集積地に開けた直方も、そんな『レトロ』な地方都市の一つだ。」
(中略)
「石炭搬送用の複雑な路線で埋まるJR直方駅には20世紀初頭に初代博多駅移築したとされる木造駅舎が据えられていた。」
2017.8.9
かんまーむじーくのおがた が紹介された書籍、謹呈本をいただきました。発足までの経緯や趣旨をとても丁寧に書いて下さいました。硬派な室内楽の演奏会はどうしても地道になってしまいます。それに日の光を当てていただき感謝です。
副題に「継承された遺伝子」と書かれています。
それは私たちの演奏会の趣旨にあります。
・聴衆を育成して、室内楽を深く愛する集まりを作る。
・そのためのプログラム構成・企画を長期的に練る。
・聴衆・市民に活動を助成する参画意識の啓発。
これは私たちの演奏会がオリジナルではありません。
福岡発の弦楽四重奏団、福岡モーツァルト・アンサンブル(1974-1994)を主宰されていた岸邉百百雄さんと事務局の田中孝さんによる主題を直方という地域を配慮して変奏したものなのです。
この書籍を読みますと、ほとんどの団体は公立ホールが手掛けないような内容の音楽を地域に届けることに留まり、聴衆育成や聴衆・市民の参画などの発想は見当たりません。
岸邉さんと田中さんがどれだけ偉大であったかを感じさせます。
お二人との出会いに感謝です。
帯裏の言葉が眩しい。
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