C.ドビュッシー 弦楽四重奏曲
今日は2曲目のドビュッシーが残した唯一の弦楽四重奏曲。
こちらがその動画です。
21年にエクセルシオがこの曲を上演した際のアンケートに、とても素敵な言葉をいただきましたので紹介いたします。
「印象派らしくたくさんの音がキラキラしていました。風の音、海の波のような音、演奏後の休憩時間なのに、まだそこここに音が散らばっているようです。」
ドビュッシーは、巧みな楽器の扱いで物語や絵画を音楽で表する近代フランス印象派の先駆けとなりました。
その手腕によって、弦楽四重奏においても、オーケストラ曲に匹敵するような色彩感あふれる豊潤な響きを引き出したのです。
さらにパリ万国博覧会で接したジアの民族音楽の強い影響も感じさせ、特に第2楽章(6分14秒~)は私たちの琴線に強く触れましょう。
ベートーヴェンの最晩年の弦楽四重奏曲から70年ほど経ての作品ですが、「弦楽四重奏はこげん進化したとか!」と楽聖はビックリしたことでしょう。
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