J.ブラームス 弦楽四重奏曲第1番ハ短調作品51-1

今日は、当夜の終曲、ブラームスの弦楽四重奏曲第1番です。

こちらがその動画です。


明日、九州交響楽団が交響曲第1番を上演いたしますが、弦楽四重奏曲第1番はその数年前の作です。

交響曲第1番に着手から完成までに20年ほどかけましたように、弦楽四重奏曲第1番にも15年ほどを。

持ち前の石橋を叩き割るような慎重過ぎる性格だけでなく、敬愛するベートーヴェンの名作へのプレッシャーもあったのです。

この第1番以前に出来栄えに満足しなかった数多くの弦楽四重奏曲を破棄したのでした。



ブラームスは、北国、ドイツのハンブルク生まれゆえに、音楽は寡黙なれど、感情を心の中で激しく燃やし、頑固一徹。

そして、若き作品にはシューマンの妻、クララへの狂おしいほどの想いが綴られており、第2楽章のロマンツェ(8分35秒~)も同様のものを感じます。

厳寒に相応しい名作です!


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