A.ボロディン 弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調
バロックから私たちの時代の楽曲で祝うベートーヴェン250歳 10夜のオマージュ「第3夜」の終曲は、愛を告白した20周年を記念して夫人に献呈したというロシア5人組の一人 ボロディンの代表作の一つ。
この曲の第1、第3楽章の美しい抒情的な主題に胸キュンの方は多いのでは?
この曲を機に弦楽四重奏ファンやボロディンの虜になった人もいましょう。
しかし、へそ曲がりの私は偶数楽章が大好きです。
第2楽章の眩しくはじける音楽は、初夏の清流で子どもたちが戯れている風景が浮かびます。
そして第4楽章では前楽章の濃厚な抒情と一転したミステリアスな音楽にゾックとさせられます。何かを予感させた後に、大地を揺るがすようなスラヴ音楽へと突入!
オルガンやオーケストラを彷彿させる重厚な響き。
怒涛のようなクライマックスを築いた後の劇的なフィナーレは圧巻です。!
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