【アナログ盤&カセット・テープ仕掛け人①】
アナログ盤に続いてカセット・テープが静かにブレイクしています。
これらを知らない若い世代には盤に針を降ろす、テープを巻き戻す・早送りする行為がとても新鮮だそうです。
しかしCD、配信、YouTubeに比べて、音楽を聴くことが能動的になり、またソフトを大切に扱うのは確か。
私はこれらにこだわりがなく、当時からのソフトをまだ所有しているという理由だけで両メディアのプレイヤーを持っています。
しかしCD化されていない原田芳雄の「レイジー・レディ・ブルース」をダビングしたものやNHK-FMでエアチェックした日本のチェロの第一人者である山崎伸子さんの20代の演奏は私には宝モノです。
さてこの両メディアのブームの仕掛け人が直方市出身の友人にいるのです。
境武揚さん。
東京のHMV社に勤務し、アナログ盤専門店の運営、名盤や新譜をHMV社独自でアナログ盤やカセット・テープでリリースする企画に携わっています。
両メディアの申し子と言えましょう。
10月にはバッハの無伴奏チェロ組曲のサクソフォン演奏で知られる清水靖晃さんのアルバム、2タイトルをカセット・テープでのリリースを手がけました。
清水さんが率いていたマライアの「うたかた」、ソロ・アルバム「案山子」です。
両タイトルとも80年代半ばの録音。
当時、清水さんもマライアも少数のマニアックなファンのみに支持され、レコードのセールスは大きいものではありませんでした。
この2タイトルがなぜ今?
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