J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
【5つの名作でベートーヴェンの生涯を綴る!】
当日2曲目は、バッハの無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
この曲では、ベートーヴェンが耳の疾患を周囲に気づかれないよう、心の深い奥底で苦しんでいた《苦悩》を表します。
こちらがその動画です。
嗚咽のような前奏曲の序奏。
続く主部、アルマンドとクラントでは感情が彷徨します。
サラバンドは漆黒の闇の中でのつぶやき。
ガボットやジークでは自分を奮い立たせようと試みますが、ままならず。
近年では、この組曲集の後半3曲は、バッハの終の住処となったライプツィヒでの作という説も浮上しています。
新天地ライピツィヒは芸術活動の上では魅力的な大都市でしたが、職場の聖トーマス教会では作曲と演奏で超多忙な上に、一般雑務までガブリ寄り。
さらに中間管理職の悩みも抱え、精神的に追い詰められていたそうです。
第5番は、当時のバッハの心の叫びでは?と思ってしまいます。
(以上、第41回定期演奏会)
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第7回定期演奏会
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