第56回直方谷尾美術館室内楽定期演奏会
クァルテット・エクセルシオ シリーズ18
クァルテット・エクセルシオ
~結成30周年を共に喜ぶ一夜に
2024年6月1日(土) 17時開演 16時30分開場
<Program> 紹介(演奏者のサイン入り!)
W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調 K.458 《狩》 紹介
F.メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 作品12 紹介
L.v.ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 作品131 紹介
<出演者> クワルテット・エクセルシオ
西野ゆか 北見春菜 Vn、吉田有紀子 Vla、大友肇 Vc
<その他> エク、結成30周年
<公益財団法人 日本室内楽振興財団 助成事業>
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今年、クァルテット・エクセルシオが結成30周年を迎えます。
これまで、日本の弦楽四重奏団で30年を継続した団体はどれほどあるのでしょうか?
エクセルシオのチェリスト、大友肇さんからメッセージをいただきました。
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おかげさまで、エクは結成30年を迎えました。
応援してくださっている皆様に深くお礼申し上げます。
この30年の間、色々なことがありましたが、今思い返すと、そのどれもが自分たちの成長にとって必要なことでした。最初の10年間は修業時代で、レッスンに通い、コンクールに 挑戦し、夏季セミナーなどに参加する日々。そんな中、国際コンクールでは、今では世界で活躍するクァルテットたちとの出会いがあり、またセミナーなどでは数えきれないほど沢山の素晴らしい先達たちの教えを受けることが出来ました。
そして、徐々に自分たちの演奏活動をどのように行っていくのかが大きな課題として現れ、それは自分たち自身で切り開くものだと決意し、年2回の東京での定期演奏会を開始したのが、2001年。
目標は、「活動を続ける」。
「定期演奏会」「現代曲」「アウトリーチ(=普及活動)」を活動の3本柱として、多いときは80公演をこなす年もありましたが、それ以来、今年6月で東京での定期演奏会は46回を重ね、今も変わらず、定期演奏会ではベートーヴェンを奏で、時には現代音楽に挑戦し、そして、地方での音楽普及活動にも意欲的に取り組んでいます。
嬉しいことに、最近では若いクァルテットが国際コンクールで賞を貰ったり、常設活動を目指して目覚ましい活躍をしています。きっと彼らが成長していく姿を見て、さらに若い人が挑戦を続けてくれる…。そんな弦楽四重奏の盛んな未来も、夢見てしまいます。
今年はこの30周年を迎えられたお祝いが出来ればと思い、いくつかの特別公演や記念CDの収録とリリースを予定しています。
そして、室内楽の楽しみを共に分かち合える皆様に30年を迎えたエクの演奏を聴いていただける日を、とても楽しみにいたしております。
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当夜は記念の年ならではの名作がメインに上演されます。
ベートーヴェンの作品の中で、全ての音楽の作品の中で最高峰とされる弦楽四重奏曲 第14番です。人類の至宝とも言えるこの楽曲を、2人の天才の作品と併せてご堪能下さい!
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