F.メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 作品12

当夜の2曲は

 F.メンデルスゾーン

 弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 作品12


こちらがその動画です。


メンデルスゾーンはモーツァルトと同様、幼いころから神童として音楽の能力を花開かせました。

一方で埋もれていたバッハやシューベルトの作品に光を当てた功績も偉大です。

そして、弦楽四重奏においては、作曲当時、著名な音楽家でさえ理解を示さなかったベートーヴェンの後期四重奏曲の価値を知った最初の人です。

それらの研究を重ねて、多くの引用を散りばめたオマージュ作品を何と18歳の時に世に送り出したのだから驚きです。

それが第2番で、その2年後に作曲されたのが当夜の第1番です。


第1番もベートーヴェンに大きく影響されているものの、メンデルゾーンならではの豊かな旋律美、溢れんばかりのロマンの情に溢れ、20歳の作とは思えない高い完成度を聴かせます。

可愛らしい第2楽章、《カンツォーネッタ》が抜粋されて小品として親しまれていますが、

何よりも第3楽章(動画12分45秒~)で語られる切実な想いに心揺さぶられます。

この曲はある女性に献呈されていますが、その彼女への想いでしょうか?

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