【番外編】ヒナステラ パンペアーナ第2番

 明日の九州交響楽団の定期演奏会にて、現代アルゼンチンの作曲家、ヒナステラの組曲「エスタンシア」が演奏されます。

 ヒナステラの作品には詳しくはありませんが、ガウチョ(牧童)の舞踏であるマランボのリズムには血沸き肉躍るものを感じます。

 また「エンスタンシア」はアルゼンチン中部のパンパ地方での人々の生活や民族的な営みを鮮やかに描いた作品と聞いておりますので、明日は期待に胸が膨らみます。

 私のヒナステラ入門はこのチェロとピアノのための「パンペアーナ第2番」でした。

 パンペアーナとは先のパンパ地方の草原と言う意味で、そこでのガウチョたちの生活を10分弱の小品に緩急を巧みに使って見事に表しています。

 明日の「エンスタンシア」の9年後の作品で、ヒナステラにとって次の創作時期のものですが、きっと通じるものがありましょう。

 もし「パンペアーナ第2番」の動画を見られて弾けた方は明日の九響定期にぜひ!

 すでに来場予定の方々には、この動画が異なる作品による予習となれば幸いです。


 なお、こちらは2013年の室内楽定期演奏会にてNHK交響楽団奏者の市寛也さんが上演された際の解説ですが、併せて添えておきます。

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