第59回直方谷尾美術館室内楽定期演奏会
2025年5月10日(土) 17時開演 16時30分開場
シリーズ《ぴりおど》5
J.S.バッハ
ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ 全6曲演奏会「第2夜」
<Program> 紹介(演奏者のサイン入り!)
J.S.バッハ
【参考】ヴァイオリン(Vn)とオブリガート・チェンバロのためのソナタ 概説 紹介
Vnとオブリガート・チェンバロのためのソナタ 第2番 イ長調 BWV1015 紹介
〃 第1番 ロ短調 BWV1014 紹介
イタリア協奏曲 へ長調 BWV971 紹介
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023 紹介
前奏曲とフーガ 嬰ハ短調 BWV849 平均律クラヴィーア曲集第1番より 紹介
Vnとオブリガート・チェンバロのためのソナタ 第3番 ホ長調 BWV1016 紹介
【アンコール】 マタイ受難曲からアリア、主よ、人の望みの喜びよ
<出演者> 若松夏美(Vn) 大塚直哉(cem)
<その他> ご参考までに以前の記事ですが、
#知っておこう!「あのチェンバロは?」 紹介
<公益財団法人 朝日新聞文化財団、公益財団法人 西日本シティ財団助成事業>
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2025年度のお初の演奏会は、昨年5月にオーディエンスを心酔させた、あのとびっきりの演奏会※の続編です。
※前回の第一夜2024年5月11日(土)の演奏会の情報はこちら。
バッハのヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ6曲集は、器楽の傑作を数多く生み出したケーテンの宮廷奉職時代(1717-23年)の作です。
この宮廷には、宗教上、礼拝のための音楽の需要が少なく、
祝賀や客の歓迎などのために、音楽好きの領主のために、主に器楽作品が求められたのです。
これまで伴奏に従事していたチェンバロを独奏楽器に発展させ、
ヴァイオリンなどの旋律楽器との合奏では対等に会話する様式(オブリガートはこの意味です)を確立。
その集大成が、6曲のオブリガート・チェンバロ ソナタ集で、
第2夜の今回は、曲集前半の第1,2,3番をご堪能いただきます。
第1番は一説ではバッハの4男の死に関連があるとされ、嘆き、寂寥感、追憶、憤りなどを吐き出したような印象です。
続く第2番と第3番はその哀しみから一進一退、抜け出していく様子を描いたのでしょうか?
第3番の終楽章の眩しさに辿り着くまでの流れはまさに雲外蒼天!
思わず目頭が熱くなります。
併せて、バッハの作品が3曲上演されます。
チェンバロ独奏によるイタリア協奏曲、前奏曲とフーガ ~平均率クラヴィーア曲集 第1巻 第4番。
今一つはオブリガート・チェンバロ ソナタ以前に作曲されたヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調BWV1034。
バッハが新しい扉を開いた名作たちを 日本の古楽界を代表するお二人で!
万難を排して聴くに値する演奏会です。
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